高尾山は、小さい子連れで登っても楽しめる山。
食べ歩きできるものも充実しているし、薬王院も見所がいっぱいです。
そんな中、ケーブルカー高尾山駅近くにある「高尾山さる園」も、高尾山にせっかく来たなら寄りたいおすすめスポット。
今回は、幼稚園&小学校低学年の子どもを連れて、高尾さる園に行った経験をもとに、
・高尾山さる園の入園料金は?割引はある?
・高尾山さる園の所要時間は?
・さる園の見どころは?
などの疑問に答えつつ、ご紹介していきたいと思います。
[toc]スポンサーリンク
高尾山さる園の基本情報
高尾山さる園はどこにあるの?
高尾山さる園は、ケーブルカー「高尾山」駅から降りて、登山道1号路を山頂方面に歩いて3分程度のところにあります。
新宿からだと、京王線で高尾山口駅まで最速47分(中央線だと最速44分)。
高尾山口駅からケーブルカー乗り場の清滝駅まで徒歩5分、ケーブルカーを下車し、ちょっと歩けばさる園です。
営業時間
1月・2月・12月 9:30〜16:00
3月・4月 10:00〜16:30
5月〜11月 9:30〜16:30
入園料金は?割引はあるか
一般料金は
大人(中学生以上) 430円
子ども(3歳以上) 210円
となっていますが、割引はあるのでしょうか。
現地で聞いてみたところ、
6月〜10月開催の「高尾山ビアマウント」の整理券を13時前に受け取った方のみ、ビアガーデンが開くまでの待ち時間に入園の方は100円割引となっていました。
ビアマウントで食事した後には割引がありませんのでご注意を。
高尾山さる園の見どころ紹介
高尾山に登山目的で来た方は通り過ぎてしまうことも多いであろう、さる園。
「どーせ、さる山があるだけでしょ?」
そう考えられがちですよね。
果たして登山や食事の時間を削って訪れる価値があるのか?!
実際行って検証してきました。
まず、入り口を入ると、はじめに現れるのがいくつかの顔ハメパネル。
お友達同士で行った場合、子どもたちはこれだけでも盛り上がりますよね。
パネルの脇には、100円で乗って遊べる遊具もありました。
さあ、いよいよ入り口から入っていきましょう。
入り口を入ると、お猿さんたちの紹介や家系図がびっしりと貼られていました。
奥に行くと、ガラス張りになっていて、真近にサルたちの姿を眺めることができます。
サルたちが目の前!表情や仕草もよく観察できる
動物園では、かなり遠くからさる山全体を見るスタイルが主流ですよね。
こんなに近くで見られるのは貴重だと思います。
お猿さんの目って茶色かったんですね。
こんなに近くで見たことないからちょっとドキッとします。
可愛い赤ちゃんザルが遊んでくれる時もあるようです。
時には威嚇されることも。
飼育員さんによると、ニホンザルは目と目を合わせると威嚇しているという意味に捉える習性があるらしく、どんなに可愛くても目を合わさないようにした方が良さそうです。
スポンサーリンク
屋上からは餌付けができる
一通り解説を読んだり、サルたちを観察した後は、階段を登って屋上へと出てみましょう。
100円でサルの餌が売っていますので、自分で投げてサルたちに餌をあげられますよ。
これが餌です。
軽くて、スナック菓子みたいな見た目。
サルたちの餌の量は毎日飼育員さんによって管理されているので、入園が遅いと売り切れてしまうおそれもあるそうです。
この日は日曜日15時くらいの入園でしたが、餌は問題なく購入できました。
幼稚園児にはちょっと距離が遠いけど、みんな頑張って投げていましたよ。
「赤ちゃんザルに食べてもらえますように!」
と投げてみますが・・
届かなかったり、近くに落ちても、拾いに来なかったり。
ニホンザルは、自分より階級が上のサルが近くにいると、怖くて餌に手が出せないそうです。
これがほんとのサルのマウンティング社会。
厳しいですねー。
飼育員さんのフレンドリーな解説が嬉しい
サル園には約70頭のサルが飼育されていて、飼育員さんはその一頭一頭を見分けられるそう。
サルたちの名前は、お母さんの名前が子どもの名前としりとりになるようになっているそうです。
例えば、お母さん「こまち」→子ども「ちょうちょ」などですね。
こちらが現ボスザルの「ネッシン」。
背中に毛がない部分が線のようになっているのが特徴です。
どうして背中の毛が抜けてしまったのかというと、
・毛づくろいのされすぎ
・仲間の喧嘩の仲裁で捕まれて毛が抜けたから
なんだそうです。
ボスザルといってももうおじいちゃんに近く、体格が飛び抜けていいというわけでもありません。
どうしてそんなネッシンがボスなのかというと、ひとえに「人徳(サル徳?)」のなせる技らしいのです。
つまり、サルたちみんなから信頼を勝ち得ているということ。
ニホンザルはボスザルの座をかけて争うことはしないそうで、もし喧嘩になりそうな時はみんながネッシンの味方になるので、大きな喧嘩は起こらないとのことでした。
これはイメージと違いました。
飼育員さんは猿たちに囲まれながら淡々と解説したり、猿に芸をさせたりしてくれます。
こんなに近くで沢山の猿に囲まれていて、襲われないの?
と聞いてみました。
猿たちは、基本的には飼育員さんは「餌をくれる人」という認識でいるそうで、どんなに餌を隠し持っていても無理やりバッグやポケットから力づくでふんだくっていくようです。
見ていてかなり痛そうな場面もあり、ちょっと心配になりました💧
人に飼われているという意識はなく、ほとんど野生のままなので、犬猫のように撫でて可愛がったりということはほとんどできません。
気分によっては芸をしてくれたり、抱っこさせてくれたりということはあるようですが、
目を合わせた瞬間、威嚇してきますしね・・
また、「赤ちゃんザルはみんなで守る」というのがさる社会の掟だそうで、赤ちゃんをじっと見つめていたり、触ろうと手を出すととんでもない攻撃にあうのだとか。
一度、蹴り飛ばされて意識を失ったこともあるとおっしゃってました😰
ボスザル以外にも有名なアイドルサルたちがいる
サル園で1番見ていて飽きないのは、小さな赤ちゃんザルたち。
常に好奇心いっぱいでいたずら好き、なんでも試してみようとする姿に目が釘付けです♡
2019年10月現在は、チクワくんが可愛い盛りのようで。
他にもたくさん赤ちゃんがいましたよ。
「志村動物園」にも出演したおデブなニホンザル、コユキちゃん。
もうおばあちゃんで、孫もいるそうです。
サルたちに名前や顔を覚えて見つけられるようになってくると、さらに愛着が湧いて楽しめますね。
お気に入りのお猿さんを見つけて、シャッターチャンスを狙ってみてはいかがでしょうか。
人に飼われていながら、微妙な距離感を保って暮らしている猿たちの姿、なんともワイルドで面白かったです。
ちなみに、お猿さんたちはいつ何時何が起こってもすぐ対応できるように、夜も座ったまま就寝するとのこと。
野生の本能ってそう簡単には消えないんですねえ。
さて、屋上を後にし、野草園へと向かいましょう。
階段を降りてくると猿の毛の実物を触らせてもらえます。
ふわふわでした!
さる園には野草園も併設
高尾山は高山植物や野草を観察できる山として昔は有名だったそうですが、次第に環境の変化で野草が見つかりにくくなってきました。
野草園では、高尾山に自生していた植物を中心に、約300種類の亜高山帯植物や一部高山植物を展示しています。
こちらの散策路も四季折々に楽しめます。
珍しい植物を探して歩いてみましょう。
葉っぱの上に花が咲いたり実がなる、「ハナイカダ」。
レンゲショウマに、、
カタクリも。
親子で野草観察もいいですね。
野草園の散策路には、野鳥観察ができる「憩いの館」もありますよ。
高尾山さる園ではイベントも盛りだくさん。
さる園では普段から子ども向けのイベントをやっていることが多いです。
私たちが訪れた時には、手作り缶バッジ作りを入園者無料でやらせてもらえました。
想い想いに塗り絵をして、
機械に入れて、ガッチャンすれば出来上がり。
思い出になりますね♬
秋の紅葉まつりでは移動動物園が来たり、かなり盛り上がるようですよ。
さる園見学はどのくらい時間が必要?
バッジ作りを含めてのさる園見学の所要時間は、40分程度でした。
野草園飛ばしてさる園のみでしたら、30分くらいでも見学可能だと思います。
さるの家系図の案内や説明書きをよんでいたら、1時間以上時間を潰せると思いますし、当日の時間の余裕を見て滞在時間を決めると良いと思います。
まとめ 登山の休憩がてら、高尾山さる園で猿に親しみ、野草を見つけちゃおう!
親子やお友達同士で高尾山登山に来たら、食べ歩きやお参りだけじゃなく、ここでしか出会えないお猿さんや植物に出会って、楽しんで学んでいってくださいね。
色々な発見があるさる園&野草園、おすすめです。
スポンサーリンク