六本木ヒルズの森美術館で開催中の「未来と芸術展」。
普通の美術展とはちょっと違う趣のある本展。
AIやロボットが大好きな8歳と6歳の子供たちを連れて鑑賞してきました!
果たして子供と一緒に楽しめるのか?
難しそうだけど、大丈夫?
チケット購入の待ち時間は?
などの点に触れながら、レビューしていきたいと思います。
それではご覧ください☆
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未来と芸術展 開催概要
名称 「未来と芸術展」 AI、ロボット、都市、生命 人は明日どう生きるのか
開催日程 2019/11/19火〜2020/3/29日
開館時間 10:00〜22:00 入場は閉館の30分前まで
火曜のみ17時まで
場所 六本木ヒルズ森タワー53階 森美術館
入館料 一般 1800円(前売り1500円)
学生(高校・大学) 1200円
子ども (4歳〜中学生) 600円
シニア(65歳以上) 1500円
問い合わせ 03-5777-8600
交通 東京メトロ日比谷線 六本木駅 1C出口 徒歩3分
都営地下鉄大江戸線 六本木駅 3出口 徒歩6分
音声ガイド あり。500円(向井理さんナビゲーター)
未来と芸術展 割引はあるの?
ゴッホ展のチケットを持っている方や、お子さま連れはお得になるかも?
以下、適用条件をご確認ください。
ゴッホ割
対象期間:2019年10月11日(金)~2020年1月13日(月・祝)
割引対象:チケットカウンターにて上野の森美術館「ゴッホ展」「ゴッホ展」のチケットをご提示の方
割引内容:一般100円引き(1,800円→1,700円)
未来人優待
対象期間:2019年11月19日( 火)~2020年3月29日(日)
割引内容:1名無料(入館料免除)
・ 学生(高校・大学生)4名の1グループにつき、学生1人分の入館料(1,200円)免除
・ 子供(4歳~中学生)3名の1グループにつき、子供1人分の入館料(600円)免除
※学生・子供が混合の場合、 3名1グループにつき、子供1人分の入館料(600円)免除
※窓口で規定の人数が揃ったときのみ適用。
森美術館のチケットを並ばず安く買うには「asoview(アソビュー)」がおすすめ
森美術館は現代美術を中心に扱う展示が有名で、いつも多くの人で賑わっています。
それゆえ、チケット購入時には長蛇の列に並ばなければならないことも。
以前、ジブリのネコバスの展示の時はずいぶんならびました。
今回も覚悟の上、伺ってみましたが・・
行列はありませんでした。
私たちが行ったのは12月上旬の日曜の午後4時ころで、特に天気が悪いということもありませんでしたが、すんなりと購入・入場できました。
それは良かったのですが、ただ、チケットが本当に高い・・!
大人1人1800円もします。
今回は前売りも買い損ねたし、仕方がないなあと買ってしまいましたが、
なんと、ネット購入で大幅に割り引いてくれるサービスがありました🙀
それが asoview アソビューです。
アソビューでは、前売り終了後も、前売り価格で森美術館のチケットを販売しているんです!!
つまり1800円→1500円。
300円引き😵
ぜひこれから行かれるという方には、アソビューでの購入をおすすめします。
会場内の混雑具合は?12月の日曜日夕方の場合
チケット購入の待ち時間もなく、53階へ行くエレベーターもあまり待たずに乗れたので、混雑はしていないはず・・
と思って入りましたが、
結構会場内は混んでいました。
年齢層は比較的若い方30代〜くらいが多く、皆さん熱心にキャプションを読んでいらっしゃいました。
なので、作品を真近で見たい場合はちょっとの間並ぶことがあるかもしれません。
3月の閉場間際になると必ず混雑が予想されますので、日程に余裕があるうちに行っておきましょう。
未来と芸術展・実録レビュー! 子どもたちは満足できるか
さて、高い買い物ではありましたが、無事にチケットを手に入れた私たち。
53階の美術館まで一気にエレベーターで運んでもらいます。
エレベーター。
多少、耳がキーンとするかもしれませんが、小さい子どもでも大丈夫です。
さて、始まりました!
最初は都市についてですか。
ふーん。でも、これって美術展なんだよね?
会場内に入るとこんな感じ。
最新技術を取り入れていくと、都市はどんな風に変化していくのか、
というテーマの展示ですね。
海の中に作られた都市、
砂漠の中、重層構造になっている都市(地下には車を走らせ、地上は人間だけ)
宇宙都市、
天空に作られた、限られた身分の人だけが住める都市、
などなど。
すべてに共通するのは「持続可能性」のある都市かどうか。
それから、現在起きている人口問題や貧困問題を揶揄しているような計画が目立ちました。
これは、現実に今進行中の話?と思わせるところがミソのように思いました。
建築とアートと現実と未来がごちゃ混ぜになったような感覚です。
レゴで建築の進化を実験。
でもこれって、ありえない形をしてる?
それともこんな建築、本当に実現できるの・・?
大阪万博誘致計画。↓
単純に大きくて美しいと感じるけれど、本当にこれが実現する未来ってすぐそこまで来ているのかな?
デジタルやAIの進化は恐ろしいスピードで進んでいる。
それにはアナログで立ち向かっていくしかないのか。
AIは、人間には不可能なものを考え出す能力を確実に身につけ始めています。
今の子どもたちはどのような都市を形作っていくのでしょう。
ここからは【建築資材】の話。
環境に優しい有機的な建材が次々と開発されています。
きのこから作られたレンガで、環境負荷の少ないゼロ・カーボンの建築も可能になってきました。
キノコからレンガを作るビデオが面白いです。
このレンガは軽いのでしょうか?触ってみたいです。(ダメだけど)
お次は、パンフレットに載っていた、このオブジェ。
綺麗なオブジェだなーと思っていたら、
近づいてみるとそうでもない・・
というのも、これは「藻類と共存する建築資材」というテーマで作られたものだったんです。
中に何か入ってますよね?
これは藻類を栽培しているんだそうな。
でも、乾燥して変色してるのもあって、これを天井に使ってたらボロボロ落ちてきそうなんですけど!?
これは一つのアートということなんでしょうかね。それとも実現可能?
ロボットによって巣のように編まれた(というイメージの)オブジェ。
人に反応して明かりがつき、花のように開いていくオブジェ。
人体の不思議ドレス。
人が着るものも変わっていくのでしょう。
子どもが好きなVR体験も。
離れた場所にいても一緒にドライブ出来るという最新技術。
VRをしている人はアバターになって助手席に映し出され、会話もできる。
未来の食事はどうなっていくのでしょう?
こちらは人工肉のレストラン。
手編みのステーキが看板メニューですって。
もう未来の開店に向けて予約が始まっているらしいです。
未来の暮らしにはペットロボットも必要。
てことで、子どもたちの大好きなラボットやアイボもいました。
好きなだけ触れ合えますよ。
乙武さんが歩く訓練をしているとこの前ニュースで見たばかりだけど、その展示もあり。
ロボットが似顔絵を描いてくれるのを見られたり。(時間限定です)
さて、今度は今回の展示の目玉といってもいい、
アートの実験室「バイオ・アトリエ」に潜入!
入り口にあったのは、やくしまるえつこさんの「わたしは人類」という歌を流している部屋。
なんでも、この曲をバクテリアのDNAに組み込んで、人類滅亡後でも音楽が残るように、との思いから創造されたアートだとか。
もう、この辺まで来ると、現実なのかアートなのか、宇宙なのか地球なのかが曖昧になってきます。
この歌、中毒性があって、よくできていると思います。
宇宙人に向けたメッセージを思い出しました。
ゴッホの玄孫の方のDNAから作られた、耳。
臓器培養ってニュースではよく聞くけど、初めて本物見ました。
こちらは純粋にアートですが、外科手術によって身体能力をアップさせた赤ん坊たちの人形です。
オランウータンと人の合いの子も、実現できる技術がいつか開発される日が来るのでしょう。
AIがネット上から学んだ知識を元に作成された景色。
自然や美しさを感じるのは何故だろう。
これからの時代、さらに人類の技術は爆発的に進化していくでしょう。
誤った方向に行かぬよう、
今現在どのような技術があり、
何が作られようとしているのか、
その中で自分ならどうすべきか
を、この展示を通じて親子で考えるのもいいのではないでしょうか。
終わりに:未来と芸術展は難しいいけど、親子で行っても楽しめる。
未来に不安を抱きつつ、森美術館を出てみると・・
クリスマスマーケット真っ只中でした☺️
現実世界をしばし忘れてトリップした心地でした。
未来と芸術展。
この名称も、美術館がAIと共同開発したものだそうです。
明るいだけじゃない、危険性をも孕んだ未来がすぐそこまで来ているのでしょうか。
親子で面白かった展示や考えたことについて、色々と話しながら帰路につきました。
子どもたちはラボットに会えたことやVR、それからやくしまるさんの音楽がよかったと言っていました。
「わたしは人類」のCD、美術館のショップで購入できるそうです。
グロテスクなものも多少はあるので、それが苦手な方は無理して行かなくてもいいと思いますが、未来と芸術展、おすすめです。
冬休みに是非どうぞ。
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