だんだんと秋も深まってきましたね。
暑かったり涼しかったり、体調管理が難しい季節でもありますよね。
ところで、秋は一年間で一番抜け毛が増える季節って知っていましたか?
お産やホルモンの変動で抜け毛に悩んでいる女性は意外と多いです。
特に子育て中はケアする時間もなく、悩みが深い方もいらっしゃると思います。
今日はそういう方のために、私の経験談を織り交ぜつつ、おすすめのヘアケアの方法をお伝えして行きたいと思います☆
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秋の抜け毛の増える原因と脱毛症との境目
健康な方で平均的に十万本ほど生えていると言われる髪の毛。
秋には1日に200〜300本抜けてしまうのだそうです。
(通常は抜けても1日50〜70本程度。)
抜け毛の理由は主に、
・冬毛に生え変わる遺伝子が残っているため
・夏の間かいた汗に混ざった脂が紫外線などにより酸化するため
などと言われています。
また、女性ホルモンバランスの変化による脱毛という場合もあるそうで、その場合は産毛から抜けていくそうです。
しかし、
1日200〜300本という本数を超えてゴッソリぬけてしまう、また、
産毛だけ抜けるわけではなく、根元から髪の毛が切れてしまう現象がある場合には、脱毛症の疑いがあります。
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私の脱毛症との闘いの始まり
実は、私も抜け毛に悩んだ時期がありました。
始まりは5年前の秋。
20歳くらいから少し後頭部のあたりに円形脱毛ができたり治ったりしていましたが、目立たなかったのであまり気にせず過ごしていたという経緯はあったのですが・・
第二子出産前から後にかけて、急激に髪が抜けた時期がありました。
それが、秋でした。
秋だからという理由での脱毛の範囲を、完全に逸脱した量の抜け毛が続き、冬になる頃にはとうとう帽子なしでは過ごせなくなっていました。
しかし、授乳中ということもあり、病院で仮に薬を出されたとしても飲めないと考え、産後一年間は病院には行きませんでした。
その間、必死でネットや本で情報を探すも、あまり身になる情報はなく、乳児の子育てで消耗し、かろうじて両親に子どもを預けてマッサージに月一回行くことで自分の心をを保っていました。
その間にも髪は抜け続け、とうとうほんの少しの毛を残して全てが抜け落ちてしまうとこまで行きました。
そして一年がたち、後ろ髪を惹かれる思いで卒乳し(後ろ髪の存在はないんですけどね(^^;)病院に行くことになりました。
有名大学病院の専門外来で・・
最初に行った病院は某大学病院の脱毛専門外来。
色々と検査をしても異常なし、フロジンといういわゆる育毛剤と薄めのステロイド薬が処方されました。
しかし全く効き目はなしで、髪の毛は恐ろしいほどのスピードで抜けていきます。
私はその頃にはお風呂に入ることがすっかり嫌になっていました。
髪を洗うたびに大量の髪の毛が抜けたからです。
部屋にも抜け毛がたくさん落ちてしまうため、頻繁に髪の毛をとかしては抜けた毛を捨てていました。
そんな毎日が辛くなった私は、脱毛症の治療法についてネットで片っ端から調べまくりました。
その結果、
・男性用育毛剤(リアップ等)は円毛脱毛症には効かない。
・脱毛症の治療には
- ステロイド注射
- 局所免疫療法(脱毛しているところをかぶれさせる治療法)
- 内服薬(ステロイド、抗アレルギー薬、セファランチン、グリチロン)
- ステロイドの外用薬
- 液体窒素
- ナローバンド紫外線療法
- ステロイドパルス療法(短期間にステロイドの大量投与を数回行う)
等があることを知りました。
当時通っていた病院の先生に問い合わせると、どうしてもステロイド薬は弱いもの以外使いたくないというお話。
今の治療ではいっこうに効果が出ていないと話しても、
「だって髪の毛無くても生きてることに支障ないじゃない」
「ほくろや脱毛について何か言われても気にしなければいい」
とバッサリ。
どうしても新しい治療を加えたいと申し出たら、渋々液体窒素の治療をやってくれました。
冷たい液体窒素のガスを症状部位に吹きかけるというだけのものでした。
「効果ないと思うけどね」
そう言いながら先生は液体窒素を取り出し、治療に取り掛かりました。
この時、もうこの病院での治療は諦めようと私はかんがえていました。
ゴッドハンドTV出演大先生の下への転院
転院の手続きは取らず、先生には申し訳ないけれど、私は今まで通っていた大学病院に行くことを急にやめてしまいました。
けれども他に行くあてもなく・・
こまっていたところに、たまたまTVで「原因不明の脱毛症を治療した奇跡の専門医」として、あるご高齢のお医者さんが紹介されているのを目にし、インターネットですぐに調べました。
電話で予約を取ろうと思ったら、同じような境遇の方々が殺到したと見え、全然繋がらなかったです。
それでも何日かかけて電話をかけ続け、予約を取ることができました。
その病院は近くはありませんでしたが、母が背中を押してくれ、行けることになりました。
行ってみると、身動きできないほど待っている方で待合室が埋め尽くされています。
予約時間の6時間後くらいにやっと案内されました。
このおじいちゃん先生(80歳くらい?)は、金属アレルギーによる脱毛症の専門家でした。
でも、小さい医院では金属アレルギーの検査はできなかったので、紹介された大学病院で検査を受けました。
色々な金属を背中に貼り、何日間かそのままでいるという検査です。
アレルギー反応が出れば、何アレルギーか判明する・・というシステムでした。
私は直感的に、「金属アレルギーが原因に違いない!」
と考えていました。
だから、期待を持って検査結果を聞きに行ったのです。
背中もすごく痒かったし、そうに違いない!と。
・・結果。
私は金属アレルギーではありませんでした。
そうなるとやはりまた原因不明の脱毛に逆戻り。
その上で大先生が提案した治療法は・・
ステロイド筋肉注射療法 でした。
臀部の肉に結構な量のステロイドを注射するというものです。
最初にかかった先生があんなに嫌っていたステロイド注射療法。
顔がまん丸になるムーンフェイズなど、数々の副作用が指摘されています。
私は怖くて決断を迷っていたのですが、そこは昭和の先生。
「ハイ、こっち来て〜後ろ向いて〜」
ブスッ!
私の考える間もなく、注射されてしまいました。
ああ、どうしよう、これで私もステロイドで骨がボロボロに・・
などと最初は悲観していたのですが、
その注射の効き目たるや、ものすごいものがあり。
だいたい半年くらい、1ヶ月に一度の注射で脱毛が治ってしまったのです。
恐ろしさと同時に、精神的にステロイド依存症ぽくなって来た私。
そんな生活が一年ほど続きました。
ステロイド注射の辞め時を聞いた時、先生が
「10回目で辞めよう」
と言っていたので、もうそろそろ辞めてもいいですか?と聞いたところ、
「いやいや、まだもう少し。15回、いや20回くらいまでなら大丈夫。」
と明るく言われ・・。
またしても、先生の言っていることが信用できなくなっていきました。
日常生活に支障がでなければ、全部完璧に髪の毛が生えなくても問題ない。それよりステロイドによる副作用の方が怖い。
と考えた私は、またも病院ジプシーを再開しました。
今通っている病院との出会い
現在私は、ステロイド局所注射療法を行う大学病院の専門外来にお世話になっています。
お尻のステロイド注射を辞めた後、悲しいかな、また大量脱毛が始まってしまい、元の木阿弥に。
そんな中、近所の皮膚科の先生に、子供のアレルギーを見てもらうついでに私の脱毛のことも診てもらったのでした。
そしたら、専門家の先生を知っているとのお話で、紹介状を書いていただけることになったのです。
それが、今の先生にお世話になるきっかけでした。
脱毛部位に直接注射する、局所注射療法。
頭皮に直接何回も、何本もステロイド注射を打つやり方です。
ものすごく痛いです。
こんな治療受けたいわけがないんですが、今はそれしかないので諦めて一年ほど通っています。
お尻の筋肉注射よりも少ない量で、効果的に治療ができるようです。
今の髪の毛の様子ですが、かなり良くなって来ています。
でも、頭皮注射を始めてから半年くらいは全然良くならず、むしろ悪くなる一方でした。
頭皮注射だけでは良くならなかったと私は考えています。
私は注射だけではなく、医療以外の分野でも、色々と症状が良くなるようにと試みていました。
具体的には、シャンプーやマッサージです。
ヘッドマッサージとの出会い
以前はマッサージやヘッドスパが大好きで、よく行っていましたが、脱毛が目立つようになってからは、なかなか行けずにいました。
そんな中、ネットでリサーチしていた時に見つけたサロンがありました。大人気で予約も難しいようでした。
そのサロンはなかなか遠くて行くのが難しい場所にありましたが、オーナーの方が本を出しているとのことで、早速買ってみました。
こちらに、正しい頭皮マッサージの仕方について詳しく載っていますので、参考になさってください。
下から上へ頭頂部に向かってマッサージするのが良いそうです。
このサロンで使われているシャンプーやサプリも、amazonで買って使ってみました。
発毛効果を感じたヘアケア用品をご紹介
基本はシャンプー
まずこのシャンプーで二度洗いします。
透明で少しトロミのあるテクスチャで、優しくていい香りです。
オーガニックシャンプーにありがちな泡立ちの悪さや流した時のキシキシ感はありません。
普通のシャンプーと同じように、本当に気持ちよく洗えます。
頭皮が痛い時に劇的効果を発揮する「頭皮パック」
こちらのシャンプーだけで終わりにすることもありますが、さらに頭皮を健康に保つにに最適なのがプーラの「粉シャンプー」。
シャンプー後、頭皮にこの粉のパックをすり込みながらマッサージ。
ハーブの自然の香りで落ち着きます。
20分くらいラップをして置いておくと効果的だそうですが、私の場合はなかなかそんなに時間が取れないので、少しマッサージしてから流してしまうことも。
そんなに長時間パックしていないのに、すごく効果を感じるんです、これ。
特に、頭皮に痛みを感じる時にパックすると、一瞬で痛みを和らげてくれます。
フルボ酸という有機酸が配合されていて、重金属のデトックスを促したり、抗酸化作用によって細胞が活性化されたりという効果があるようです。
頭皮環境を整えるローション
パックを洗い流してタオルドライしたら、ローションを頭皮に吹きかけます。
とろみはなく、水のような感触のローションですが、漢方薬のような独特の香りです。私は好きな香りなので続けて使っています。
抜け毛を抑えるサプリ
朝晩はこちらのサプリを飲みます。
先程出てきたフルボ酸も配合され、髪によく、体内の悪いものを排出してくれる処方になっているそうです。
安いものではないので、一度買った後使い果たして補充しないでいた時期もあったのですが、これを服用するとしないとでは抜け毛の量が違ってくるなあと感じています。
藁にもすがる思いだった私ですが、このPULAさんのシャンプー等をライン使いして愛用するようになってから、精神的にも落ち着いてきたように思います。
とにかく使い心地がいいんです。
もちろん、効果も出ていて頼りにしていますしね。
現在、ステロイド注射は3ヶ月おきなので、それほどステロイドの効果は無いはずです。
ということは、日々のヘアケアの成果が出ているのでは無いか、と考えています。
終わりに
まだ完治はしていないものの、私の髪の様子は劇的に良くなりました。
ステロイドをいつまで続けるかは考え中で、これからどういう治療にシフトして行くかはまだわかりませんが、今のところはこれで満足しています。
また新たな育毛に効果があった製品や薬がありましたら、ご紹介させてただきますね。
「髪があってもなくても、生きてるんだからいいじゃない」
という言葉はある意味真実だと思います。
でも、この病気を経験してみて、それは自分がそう思っていればいいだけで、人から言われると悲しくなるな〜というのが実感です。
私は今も場合によってはカツラをつけてお出かけをしています。
もう慣れましたが、長時間していると頭痛がしてきたりもします。
命の危険はないけど、なかなか厄介な病気だと思います。
でも、髪の毛がないからって気にしすぎて生活を楽しめなくなるのは御免なので、適当に病気に付き合いつつ、やり過ごしています。
髪があっても無くても、自分にできる、自分がしたいと思う精一杯のことをして楽しんじゃいましょう!
もし、同じような状況の方がいて、この記事を見ていただいて参考になったと思っていただけたら嬉しいです。
最後までお読みくださってありがとうございました。
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