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水いぼを放置したらどうなる?プールには入れない?家庭でできる治療法まとめ

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取っても取っても治らない、しつこい水いぼ。

お子さんが水いぼになって、皮膚科通いに苦労されている方も多いと思います。

 

麻酔テープを一生懸命貼ったり、子どもが泣き叫ぶのを抑えてイボを取ってもらったり。

大変ですよね😭

 

しかも、水いぼがあったらプールに入れないって本当⁉️

 

今回の記事は、子どもが水いぼになった経験から、

 

●水いぼってなんなの?水いぼの正体とは

●水いぼはどうやったらうつるの?

●水いぼになったら、プールには入れない?

●しつこい水いぼを早く治す為の家庭でできる治療法

 

などの疑問についてお答えする形で進めていきますね。


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水いぼのできる原因とは

そもそも水いぼとはどういう病気なのでしょうか。

 

水いぼとは、

「伝染性軟属腫ウイルス(ポックスウイルスともいう)によって人から人へうつる、7歳以下の子どもに多い皮膚の感染症」

のことです。(日本小児皮膚科学会HPより)

 

表面がツルツルしている、大きさ1〜3ミリ程度の小さい湿疹が全身に広がるのが、水いぼの症状です。

良性のイボで、かゆみや痛みは通常はありません(膿んだりして悪化してしまった場合は別)。いくら増えても、体への影響は全く無いそうです。

 

どうやって発症するか

皮膚の免疫が弱くなっている場合に、ウイルスが皮膚の表面から侵入して発症します。

乾燥肌の子や、乳児湿疹・アトピー性皮膚炎を患っている場合などは、感染しやすくなります。

 

治るのにかかる期間は?

水イボは、特に治療をしなくても、半年~三年ぐらいで自然に治ることがほとんどです。

一度かかると免疫ができ、その後は水いぼに触っても二度と感染することはありません。



水いぼはどうやってうつるの?水いぼの感染力は弱い!

子どもが水いぼを引っ掻くと、表面が破れ、いぼの内容物(軟属腫小体)が飛び出します。

そして、飛び出したウイルスが周囲の皮膚に拡がったり、爪を介して感染が広がっていきます。

潰れた水いぼに接触すれば、免疫のできていない子はうつる可能性があるのですが、水いぼの感染力はそれほど強くないため、うつる確率は高くは無いそうです。

肌と肌のふれあい以外でも、おもちゃを介して水いぼがうつってしまうこともあります。

水いぼが完治するには三年もかかる?その原因とは

水いぼが完治するには長くて三年ほどの期間が必要とされます。

 

治る期間には個人差があるのですが、うちの子どももそれくらいかかりました💦

どれだけ皮膚科で潰してもらっても新しいイボができてしまい、なかなか治りませんでした。

 

どうして水いぼが治るのには、それほど長い期間がかかるのでしょうか?

それは、水いぼの原因となっているウイルスが弱いせいで、免疫反応が起きにくくなってしまうからだそうです。

それほどまでに弱いウイルスなのですね。



放置して大丈夫?ー水いぼを病院で治療する必要があるか

水いぼの病院での治療法は

・液体窒素で焼く

・麻酔テープを貼って、数時間後にピンセットでつまんで取る

・硝酸銀ペーストで焼く

・スピール膏で焼く

・漢方薬など飲み薬の処方

などがありますが、

どれもその時は良くなっても、何度も再発する恐れがあります。

イボは取れても、潜伏期のウイルスまでは取りきれないからです。

 

ピンセットでつまんで取るにが一番一般的に行われている治療だと思いますが、いくら麻酔テープを使っても、血は出ますし、何度も痛い思いをする恐怖に怯えなくてはなりません。

 

何ヶ月、子供によっては何年も辛い思いをして治療をしなくてはならない必要性は果たしてあるのでしょうか。

 

最近の皮膚科の治療方針は、

水いぼが極めて危険性の低いイボであり、放っておけば必ず治ることから、「自然治癒傾向があり、放置して良い。」という風になっていることが多いようです。

出典:日本小児科学会HPよりhttps://www.jpeds.or.jp/uploads/files/yobo_kansensho_20190728.pdf

一方、皮膚科によっては、「個数が少ないうちに取る。」「増えてきたら取る」など、取ることを進めている医院もあり、意見は統一されてはいません。

 

個人的には、どうしても取らなければならない場合に限って、病院で取ってもらう方がいいのでは無いかと思います。

泣きながらたくさんの水いぼを取ってもらっていたうちの子どもも、今は嘘のように綺麗に治っています。

 

どうしても水いぼを取らなければならない場合とは?

・たくさんできてしまい、見た目が悪い。

・ジクジクするまで悪化してしまった。

・幼稚園や小学校、水泳教室などで、「水いぼを取らなければプールに入れない」と言われた。

 

さて、この中で問題になってくるのが、

水いぼを取らなければプールに入れない問題

ですよね。

 

さっそく、以下で検討してみましょう。



水いぼにかかっても、基本的にはプールに入っても構わない。しかし、注意点も。

水いぼにかかると、昔はプールに入れてもらえない時代もありましたが、結論として、現在は水いぼがあってもプールに入っても良いという考えが広まってきています。

 

小児皮膚科学会、日本小児科学会でも「プールの水を介して水いぼはうつらないので、プールを禁止する必要はない」との見解を示しています。

 

理由は、

・水いぼの感染力が弱いこと

・プールの水は塩素消毒がしてあり、水を介して感染は広がらないこと

・水いぼは全身に影響のない良性のいぼであること

・水いぼにかかっても放置していれば自然治癒していくこと

が挙げられています。

 

水いぼがある子がプールに入る時の注意点

●タオルの共有はしない

●ビート板・浮き輪を使いまわさない

●不用意な肌の接触は避ける

●プール後はよくシャワーをする

 

ビート板などを介してうつる可能性もとても低いと言われています。

また、おもちゃを介してうつる可能性もあるのに、プールの中でだけ道具の貸し借りを禁止するのは合理的でないという意見もあります。

 

「水いぼを取らないとプールには入れない」という施設側の意見の背景にあるもの

お医者さんにかかれば、「水いぼは自然治癒に任せる」と言われるようになった昨今ですが、保護者の中にはできる限り感染を防ぎたいと考える方・水いぼはプールでうつると思い込んでいる方も多いと考えられます。

幼稚園や水泳教室では、水いぼ治療は必要なく、プールも禁止する必要ないとわかっていたとしても、保護者に配慮する必要性から、「水いぼがあればプール禁止」と言っているところもありそうです。

社会認識として、水いぼはプールではうつらないことが認められていく必要がありますね。



水いぼの家庭でできる治療法

 

放置してもよいとされている水いぼですが、だんだん広がってくると外見的にあまりよろしくないという事情もあります。

そこで、病院で痛い思いをしなくても、家庭でできる水いぼ治療法を紹介していきたいと思います。

 

まずは乾燥肌のケアを!保湿剤

水いぼのウイルスはどこにでもいるウイルスで、しかも感染力も強くありません。

なのにどうしてイボになってしまうかというと、皮膚のバリア機能が落ちているせいなのです。

したがって、水いぼを治すにはまず第一に、肌を保護して角質のバリア機能を強化する保湿剤を塗るのがおすすめです。

 

私のイチオシの保湿剤はキュレルのもの。

 

 

 

ヨクイニンやはと麦茶を飲む

これだけを飲んで治るということはないと思いますが、肌を整えて水いぼができにくくする効果はあるかもしれません。

いずれにしろ、数ヶ月飲み続ける努力が必要です。

 

ハトムギ茶はノンカフェインですし、親子で飲むのにいいですね。

ヨクイニンはあまり小さい子だと飲むのが難しいかもしれません。

 

3歳から飲めるヨクイニンはこちら。

 

 

ハトムギ茶のおすすめはこちら。

 

木酢液・竹酢液・アロマオイルを入れたお風呂に入る

木酢液や竹酢液はにおいがきついですが、強い殺菌作用があります。

兄弟がいて一緒にお風呂に入る時などには、入浴剤として入れておくと安心だと思います。

また、水いぼに木酢液の原液を綿棒でつけて、絆創膏でカバーしておくという方法を取られている親御さんもいらっしゃるとのことです。

 

 

アロマオイルは殺菌作用のあるティートリーオイルなどが適当ですが、子どもに使うので、お風呂に入れる量は一滴、二滴でいいかと思います。

 

 

イソジン軟膏と消毒液を塗る

この場合のイソジンはうがい薬ではなく、消毒液&傷薬の軟膏を使います。

間違えて、うがい薬を買わないように注意してくださいねー!(体験済み😭)

 

 

 

 

 

まとめ:水いぼは放置してOK!プールも入れる。

 

水いぼは基本的には体にとって無害な病気です。

放っておけば、どんなにたくさんできていたとしても、必ず治ります。

そして、再びかかることもありません。

 

水いぼができていても、

「肌が整っていれば普通はうつらないし、うつっても必ず治る。だから、プールも一緒で大丈夫。水いぼなんか気にせずみんなで遊ぼう!」

って、子どもたちが安心して遊べるようになるといいですよね。

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