「今、英会話スクールで英語を勉強しているけど、本当に私の英語って通じるのかな?」
英語を学んでいると、そんな風に疑問を感じること、ありますよね。
もしくは、「だんだん英語が出来るようになってきた。自由にしゃべってみたい!」
と思われる方もいらっしゃいますね。
このように、
自分の英語力を試してみたい!と思っている方に特におすすめなのが、
東京グローバルゲートウェイ、略してTGGなんです。
大人も子どもも楽しんで英語を話せちゃう、体験型英会話施設、TGGについて、今回は実際体験したレポートを交えつつ、ご紹介していきます。
・TGGってどんな施設?
・全く英語を話せない場合は?
・何歳から行くのがオススメ?
・持って行った方がいいものは?
等の疑問に答えながら、進めていきます。
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東京グローバルゲートウェイってなに?
公式ホームページ
「TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)」は、2018年9月8日東京・お台場の青海にオープンした、東京都教育委員会と株式会社TOKYO GLOBAL GATEWAYが提供する、体験型英語学習施設 です。
別名、東京英語村とも呼ばれています。
一般利用時間:10:00〜18:00
問い合わせ電話番号 0120-86596-1
協力企業には、「学研」「市進学院グループ」「博報堂」などが名を連ねています。
また、内容面での技術提供は「グローバルステップアカデミー」等のインターナショナルスクールからも受けているようです。(グローバルステップアカデミーの説明会にて聞いた情報です)
TGGまでのアクセスは?
TGG所在地:〒135-0064 東京都江東区青海2-4-32 TIME24 1~3階
TGGは東京お台場のテレコムセンター 駅前「タイム24ビル」内にあります。
ゆりかもめ「テレコムセンター」駅 徒歩約2分
りんかい線「東京テレポート」駅 徒歩約18分
東京都の施設だからなのか、どうしてもホームページやチラシがどこかオカタイ感じで分かりづらいので、今回はぶ厚めに解説をしていくことにしますね。
TGGは何を目的に作られたか
東京オリンピックも間近に控える中、日本人のグローバルコミュニケーション能力が大きな課題となっていることは周知のとおりの事実です。
そんな中、TGGは子どもたちが英語を実際使って楽しさを味わったり、英語の必要性を肌で感じ、学習意欲を高める場として開設されました。
TGGはNHK大人の英会話講座でも有名な松本茂教授により監修されており、
松本教授によると、英語を身につけるためには、自ら学習し(practice)、学校の授業で対話型学習(interaction)を経た上、実践(communication)してみることが大事だということです。
自学・自習 …個人・学校が担う部分
↓
実践 …TGGが担う部分
実践でトライ&エラーをすることにより、「もっと喋れるようになりたい」と日々の学習意欲が刺激されたり、「こういうところが実際には大事になるんだ」と学習ポイントを気づけるようになることなどが目指す理想像とされているようです。
というわけで、TGGは普段から英語を学習している方向けの施設となっています。
英語を話さないとプログラムが進んでいかないため、全く英語を知らない・喋れないという方の参加は厳しいのではと思います。
少しでも喋ることができれば、イングリッシュスピーカーが優しく教えてくれますから、レベルは心配しなくて大丈夫です。
個人利用にはどんなプログラムがある?予約方法は?
TGGは完全事前予約制の施設です。
利用には公式ホームページからのチケット購入が必要です。
平日は、小・中・高の学校単位での利用が優先となっており、
個人利用は土曜、日曜、祝日や平日夜などに予約できるようになっています。
TGGはおもに、
①英語を使ってコミュニケーションの練習をする「アトラクション・エリア」
②ダンスや科学や絵画などの授業を英語で受ける「アクティブイマージョン・エリア」
の2エリアに分かれています。
アトラクション・エリアは2階のアトラクションゾーンおよび3階のキャンパスゾーン(留学の練習をするゾーン)です。
3階に「アクティブイマージョンエリア」が広がっています。
出典・https://tokyo-global-gateway.com/personal/facility_information/
2019/6/22現在の予約可能プログラムはこちら。
出典:https://tokyo-global-gateway.com/personal/price/
この中から好きなコースを選び、ホームページ上から予約、コンビニかクレジットカード支払いで予約完了です。
全体的にみると、小学生向けの講座が大半を占める形の構成になっています。
一番人気のコースは?
この中で一番スタンダードなものといえば、「英語で体験する5つの生活シーン」でしょう。
これは、「アトラクションエリア」を使ってのワークショップになります。
対象は小学生、中学生、高校生。
1時間50分で9つのアトラクションを選んで回るコースです。
学校の遠足等で団体参加の場合には、8名1グループで体験することになっていますが、個人申し込みの場合は、グループは組まず、自分の行きたいところを回っていくことになります。
以下で、体験してきたレビューを載せています。
大人も参加できるコースがある!
【東京クラッソ!NEO】東京でリアル海外生活!明日よる9時29分スタート! #関根勤 #本田朋子 #TOKYOMX #阿佐ヶ谷姉妹 #イワイガワ #東京グローバルゲートウェイ #おもてなし親善大使育成塾 pic.twitter.com/f3pGjh7xVr
— TOKYO MX (9ch) (@TOKYOMX) September 22, 2018
大学生や大人でも「大人のTGG体験」で、「アトラクションエリア」にてホテルのチェックインや買い物などの体験ができます。
子どもが生き生きと英語に親しむ姿を見ていたら、大人の私も「やってみたいなー」と思いましたから、英語で話したいと思っている方には楽しめるのではと思います。
ただし、料金は子供より割高になり、参加日程も限られます。
ご興味のある方は、公式ページをマメにチェックしてみてください。
「月曜から夜更かし」等のテレビでも話題になっていたようです。
ダンスやプログラミングなどの授業型ワークショップは小学生向けが多い
アトラクションエリアでの体験は1時間50分と少し短く、また、その大半は自分の英語能力を試すことに費やされます。
ゆえに、英語力を伸ばしたい方には「アクティブイマージョンエリア」での体験もオススメです。
体を動かしながら英語を学ぶことは、効果的な英語力UPにつながります。
各分野でのプロの先生に学べるチャンスですし、関連した単語を体験と一緒に覚えることができますよ。
対象は小学生が多く、特にクラスによってレベル分けされてはいないので、初学者レベルでもついていける内容になっています。
TGGとキッザニアの比較
よく、TGGは「英語版のキッザニア」などと言われることもあるのですが、
キッザニアは「お仕事体験」に特化した施設、TGGは「英語での日常会話の練習」に重点を置いた施設だと言えます。
TGGではキッザニアのように仕事を体験するということはできません。
あくまでお客さんの立場で英語での生活を体験できるのが特徴です。
キッザニアでも英語の日があり、お仕事に関連した単語やフレーズを教えてもらえますが、英語に親しむ事は出来ても英語力を上げるというところまではいかないですよね。
その点、TGGは英語の先生が丁寧に日常的によく使うフレーズを質問して鍛えてくれるので、キッザニアに比べ、遊びの要素は少し薄くなりますが、英語に重点を置いて頑張りたい子にはぴったりの施設だと思います。
ただ、キッザニアは企業を宣伝するパビリオンとしての役割を各施設が担っているため、TGGと比べ、1つ1つの体験が濃厚でお金がかかったものになっていますが、
TGGは東京都の行っている事業という側面があり、企業が資金提供してパビリオンを作っているわけではないため、キッザニアみたいな施設と思って来場すると少し拍子抜けするところもあるかもしれません。(一部、トモズが薬局、ANAがエアポートエリアで協賛しています)
実際に「英語で体験する5つの生活シーン」に行ってみた!9つのアトラクションを全て紹介。
普段は英会話スクール「MLS」で英語を学習している我が家の子どもたち。
MLSのクラスメイトが、「TGG楽しかったよー」と言っているのを聞いて、行ってみたくなった様子。
思い立ったが吉日、すぐに予約して行ってきましたよ!
ゆりかもめ「テレコムセンター 」駅は「科学未来館」に行くときにいつも使っているお馴染みの駅。
今回は未来館とは別方向に進みます。
公式ホームページに丁寧に行き方が載っています。
その通りに歩いて行くと、、すぐに見つかりました!
これが「タイム24ビル」です。
さあ、英語の国に意気揚々と出発です〜
まず、受付で予約完了メールを提示し、チェックインをします。
当日の空きがあるようなら、予約がなくても入れるようです。
受付で、名札と一緒に「パスポート」と「飛行機の搭乗券」をもらいました。
この2つはワークの間、常に携帯していなければなりません。
手で持っていると煩わしいので、ショルダーバッグに入れて持たせるか、クリアファイルかクリップを使うかなどしたほうがいいかもしれません
まずは名札にローマ字で名前を書きます。
スペルがわからなくても、イングリッシュスピーカーが手伝ってくれますよ。
初級・中級・上級の中から、自分でレベルをセレクトし、該当のシールを名札に貼り付けます。
名札をつけたら、ガイダンス会場に案内されます。
この日のお客さんの入り具合は部屋の半分くらいでした。100人くらいでしょうか。
小1の子も多かったですし、中・高校生くらいの子も結構いました。
年齢層は幅広い印象です。
保護者は、子どもの積極的な発話を促すためにアトラクションの中に入れないことになっています。
アトラクションに入ってしまうと、子供との距離がかなりあるので、何を話しているかは少ししか聞き取れませんでした。(涙)
ウォーミングアップの意味もあるのか、トイレの行き方などの基本的な会話を先生と練習します。
先生の出身地はジャマイカ・フィリピン・スウェーデン・アメリカなど、多様でした。
さて、ガイダンスが終わり、いよいよ2階「アトラクションエリア」に突入です。
①お土産やさんから回りました。
最初に、自分の買う品物の指示カードをもらいます。
カードはレベル別になっていて、カウンターでどのように注文すれば良いかを簡単に事前レクチャーしてくれます。
本番です。
帽子が欲しい、と言ったら、何色の、どんなサイズの、などいろいろと聞かれていました。
②次はレストランです。
店員さんを「excuse me 」と呼ぶところから始まって、メニューを見て注文、サイズやサイドメニュー等を聞かれていました。
③駅のキオスク風のお店です。
ここでもドリンクの注文などをし、何味か、サイズはどれかなど聞かれていました。
④ホテルのチェックインは、少しレベルが上がっていたようです。
「How many nights will you sleep?」
の問いに、7歳の子は答えられず。
⑤こちらも、レストランでしょうか。
離れすぎていて何を話しているか聞こえませんでしたが、下の子もなんとか自力で品物をゲット。
⑥旅行会社で、オプショナルツアーのセレクトをします。
どこを訪れるか、本気で悩む子どもたち😹
⑦こちらはトモズ提供の薬局ですね。
⑧クリニックです。
優しくイングリッシュスピーカーが「I have a headache 」と何度も何度も教えてくれたのですが、下の子覚えられず。
教えてもらいながら、なんとか診察をパスしていました。
⑨最後の飛行機です。
飛行機だけは体験時間が決まっていますので、時間をチェックしてから向かいましょう。
ANAで訓練を受けたCAさんが接客してくれます。
映画をみたいと注文したり、ドリンクを持ってきてもらったりしたようでした。(実際のドリンクはなし)
「5つの生活シーン」と銘打って入るけれど、時間をやりくりすれば9つのアトラクション全てを回れます。
周りの方はほとんどの方が全て体験されていました。
アトラクションが終わったら、今度はイングリッシュスピーカーに自ら話しかけて小さいスタンプをもらうこともできます。
その際には、好きなスポーツや色、英語での単語クイズなどを聞かれます。
最初は尻込みしていた子どもたちでしたが、最後はイングリッシュスピーカーを見つけたらすぐさま自分から話に行っていましたよ。
それだけでも収穫ありの一日中だったのではと思います。
英語に興味のある小学生は小さいうちに是非一度行かれると良いのでは。
おすすめです!